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出産・入院期 4

~4 出産後~

気の済むまで写真を取りまくり
○子ちゃんを眺めやった両親+弟+旦那君。
時間はちょうど七時ぐらいの夕食時。
さっそく祝杯上げに行こうという感じで
病院を後にする家族。
○子ちゃんと分娩室に取り残されるわたし。

だいたい出産後二時間くらいは分娩室から動けない。
それにわたしは出血がちょっと多かったらしく、
点滴が追加されることに。
疲れ切っているのに意識はすっかり覚醒モードで、
全然眠気が襲ってこないのに驚きつつ、
なんか専用のベッドに寝かされた○子ちゃんを
とりあえずじーっと観察。
時折「あーっ」とか叫ぶのにびくっとしつつ、
泣くのか? 泣かれても抱っこできないし困る。
頼むからぐずらないで……と弱気なことを考える。

そしてそれから一時間後。
だいたい八時ごろになって「そろそろお部屋に戻ろうか」と
助産師さんが戻ってくる。
「かなり出血があったから、
起き上がるとふらふらすると思うんだ。
お部屋は目の前だから歩ける距離だけど、
つらいようなら車いす持ってくるよ。
ただ車いすに座るとお股が痛いと思うんだ。
どっちがいいかな?」と優しく聞いてくれる。
横になっている限りはふらふらしたりなんてなかったから、
普通に歩けるだろうと思って起き上がるけど、
体を起こした瞬間ぐら~っとふらついてびっくり。
なんか軽く息苦しい感じもあるし。

あとあと聞いた話ですが、
わたしの場合、出産後の子宮の収縮がうまくいかなかったらしく、
だいたい300ccくらいで済む出血が、
なんと1100ccを超えていたということです。
300超えると大量出血になるから、
この場合もう大量も大量の出血大サービス。
そのせいで点滴が二本になり、
のちのち鉄剤も追加される羽目になる結果に……

かなりぎこちない動きで分娩台を降り、
点滴下げた棒につかまりながら、
なんとか歩いて病室へ戻るわたし。
うおお……まっすぐ背を伸ばせない。がに股が治らない。
もう一生この体勢でしか歩けないのではないかと
軽い危機感を抱く。

病室には夕食もラップがかけてとってあって、
「大丈夫? 食べられそう?」と聞かれ、
食べなきゃ血がつくられないと思ったわたし、
「食べます」と即答。
あっためてくるね~、と助産師さんが出ていく中、
食事を終えた旦那君が一人戻ってきてくれる。
旦那君に支えられながら、
時折ぜいはあ言いながら、なんとか夕食を食べきるわたし。
こんな状態でも完食するあたりに
食に対する意地汚さがぷんぷん漂ってくるorz

そのあと助産師さんが戻ってきて、
入院中のトイレに関して説明~。
「結構尿道が圧迫されていたから、
最初はおしっこが出づらいと思う」と言われ、
試しに便座に腰掛けてみると、
なるほど、全然尿意がわいてこない。
いや、尿意は感じるんだけど、おしっこが出ない。
おしっこってどうやって出すんだっけ?
というか縫ったばっかりなんだから絶対しみるよね?
痛いよね? もう痛いのやだorz
そう思うとまるで尿意がわいてこない……
それでもしばらくするとちょろちょろ出てきて、
あーでも出してる感覚全然ないなぁという感じで、
おしっこひとつにも苦労するとは……と切なくなるorz
なんとか出し終えて助産師さんを呼ぶと、
トイレットペーパーで陰部を拭いたあと、
消毒用のガーゼで肛門と前のあいだあたりを
とんとん叩くように拭いておくよう指導される。
このあいだずーっと助産師さん見守り中。
あたりまえだけど入院中、陰部はみられるは
胸は見られるは、ぶっちゃけ裸をさらすよりも
いろいろと羞恥プレイを経験させられたなー、と
遠い目をしながら思いたくなってみたり。やれやれorz

そしてようやくおしっこも終わり、
あとはもう寝るだけ、という感じになる。
旦那君に「お疲れ様。ありがとうね」とねぎらいの言葉をもらって
でへへという気分になり、
あー、疲れたー、と思いながら横になる。
けど覚醒モードはまだ続いていて、
眠気がやってきたのはそれから一時間後。

んで、ようやく眠れたと思ったのに、
傷が痛いせいか、寝返りが打てなくてつらいせいか、
一時ごろに一度目を覚ましちゃう。
あー、横向きに寝るのあきたな。
けど仰向けにはなれないし(なにせ肛門のあたりが痛くてたまらない)、
とりあえず反対方向に横になろうかな、
と考えつつ、どうやって動こうか……と
思案し始めた矢先。

いきなり「がたん!」という大きな音とともに、
すっごい激しい縦揺れが!
「うぎゃあ地震ー!」と布団をかぶったときには
おさまっていましたが、結構でっかい地震だったorz
震度いくつくらいだっただろうと思って
テレビをつけようとするが、消灯時間を過ぎているせいか
テレビがつかないーorz
というか○ちゃんは無事なのか?
看護婦さんたち様子見にきてくれるかな?
全然音沙汰ないんだけど、ナースコールしちゃってもいいかな?
いやいや、地震くらいでナースコールするのもどうよ。
ここ病院だからそれなりの耐震設備はあるだろうし……
と悶々としているうちに時間は過ぎorz
うわー、これ大地震が今起きたら、
わたし動けないから死ぬしかないわ。
なんとかつかまって歩くことはできるけど走れないから、
がれきに埋まったらもう死ぬしかないし。
避難と一口に言っても病院って大変だー、とか
考えだしたらまた眠れなくなってしまうorz

結局眠れたのは三時過ぎ。
そして翌日は六時前には起きてしまった。
あれだけ眠かったのに熟睡できないのは、
やっぱり身体があちこち痛いせいなのかね。

ちなみにその日の地震は茨城が震源で、
わたしがいた地域は震度4が観測されておりました。
大震災の余震なのかねぇ……地震はいつきても怖いよね。

結構ハラハラな出産の夜でしたorz
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プロフィール

佐倉紫

Author:佐倉紫
『ベリー・ウィッシュな日々』
育児他、日常のつれづれ日記。
時々Web小説の更新情報。
商業紙などのお仕事情報。


―佐倉紫(さくらゆかり)―

一月生まれ。水瓶座。
夫、娘○子(三歳四ヶ月)、
息子○市(一歳九ヶ月)と
ほのぼの四人暮らし。

TL作家として既刊あり。

ムーンライトノベルズ様
にて同名義で活動中。


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『ロゼリア姫は逃げられない。2』
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『マイフェアレディも楽じゃない』
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『騎士侯爵の優しい策略
 ―花嫁の初恋―』
ブライト出版〈プリエール文庫〉



『王家の秘薬は受難な甘さ』
アルファポリス社〈ノーチェ文庫〉


『シンデレラ・マリアージュ』
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『愛されすぎて困ってます!?』 アルファポリス社〈ノーチェ・ブックス〉


『獰猛な王は花嫁を愛でる』
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『疑われたロイヤルウエディング』
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『白薔薇は束縛にふるえる』
大誠社〈プリエール文庫〉



『王家の秘薬は受難な甘さ』
アルファポリス社〈ノーチェ・ブックス〉



『シンデレラ・マリアージュ』
アルファポリス社〈ノーチェ・ブックス〉

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