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出産・入院期 6

~6 初めての授乳~

入院生活三日目。
朝六時に起床。冬の寒さがこたえるorz
エアコンをつけて再びベッドに入りぬくぬく。
エアコン使い放題っていいよね~w

んが、六時半に検診が入り結局起きる。
助産師さんがやってきてお腹の張りとお股確認。
子宮の収縮具合もよし、
縫ったところも縫っていないみたいに綺麗、とのこと。
自分じゃ見えないのでなんとも言えないけどね。
相変わらず肛門は痛いしさorz
でもやっぱり一日経って少し痛いのが和らいだ感じ。
日に日によくなっているんだね。

けれど筋肉痛はさらにひどくなっているorz
腕が痛い~。足も痛い~(涙
けれどお腹のポッコリ具合が少し引っ込んだ。
昨日まではおへそを頂点に山みたいになっていたけど、
今日はその山の部分が平らになった感じ。
ぽっこりしていることは変わりないけれど、
子宮も日々小さくなっているということなんだね。不思議~。

おしっこも昨日に比べて
普通に出るようになってきてよかった(涙
傷にもさほど染みないし。うぅ(感涙

朝食を今日もおいしくいただき、
食器を置きに外に出ると、
分娩室から「ふ――っ」と痛み逃ししている声が。
どなたかがちょうど陣痛中らしい。
出産ファイトー、と思いつつ、
わたしは部屋に帰ってベッドに寝転びうとうと。
うとうとの最中に産声が聞こえて、
あー生まれたんだーとほっこりw
でも全然妊婦さんがいきむ声とか悲鳴とか
聞こえなかったな……普通の妊婦さんは
あんな感じで静かに産めるのか……
そう思うとわめきまくった二日前の自分が
恥ずかしくなってなんともいたたまれないorz

十時になって理事長先生が回診にやってくる。
「さっき赤ちゃん産まれたんですか?」と尋ねると
「うん。今日はもう一人生まれるよ~」とうれしいお答えw
もうひとりの人は破水から入って、
今は促進剤を打って頑張っているらしい。
うぅ、破水から入るのもつらいのがありそうだな~(ガタブル
そして収縮具合と傷口を見てもらい、
「お~、傷の治りもいいね。もうあんまり痛くないでしょ?」
「はい。さすが先生プロです」
「でしょ~?(笑」
とほのぼのな会話して笑い合ってしまったorz
出産のときは本当に泣き叫んですいません、という感じだったけど、
看護婦さんたちいわく、若い患者さんの中には
もっとすごいこと言う人もいるから、
先生に向けて「さわんなジジイ!」とか言ったひともいるから、
ということだったけれども、
それでも恥ずかしいもんは恥ずかしいorz
というか気まずいorz

そして看護婦さんが気を利かせてくれて、
「シャワー今のうちに行っちゃう?」と聞いてくれる。
一もにもなくうなずき、
ほぼ二日ぶりのシャワーw
やっぱりお股は自然と避ける感じになっちゃうけど、
水道代もガス代も気にせず、
お湯流しっぱなしで頭を満足いくまで
洗うというのはめちゃくちゃ気持ちよかったw

そんな必要はないだろうけど、
使い終わったあとは髪の毛とか残ってるのやだから、
ついつい掃除してタオルで水気をふくくらいはしなくちゃと
使命感に駆られてしまうorz
ドライヤーで髪乾かすあいだも
髪の毛とか落ちないで~とか願ってしまうorz

そしてシャワー終わった後は分娩室にて陰部消毒。
なんだけど、ちょうど二人目の方が
出産で使っていたらしく、
あとでお部屋に消毒液持っていくね~、と言われ
部屋に返される(結局持ってきてくれたのは午後になってからだった)

そしてまたまたおいしいお昼を食べ、
看護婦さんが○子ちゃんをお部屋に連れてくる。
そして始まる今日のミッション。
ザ・はじめての授乳!
看護婦さんが「じゃあ最初にお胸見るね」と言って、
タオル片手に私の胸をがっしがっしとマッサージ。
乳首を痛いくらいに刺激されて、
ようやく、本当にようやくという感じで、
ちょっとだけ母乳が出てくる。
ちょっとだけでも出てよかった~、と感涙するわたし。
さぁおっぱいが出たらさっそく授乳よ、
とばかりに、まずは○子ちゃんの抱き方から指導が入る。
お互いのおへそをくっつけるようにして、
おっぱいと反対の手で赤ちゃんの頭を支え、
空いた手でおっぱいをちょっと突き出すように支えて、
赤ちゃんに乳輪ごと乳首を含ませる!
というか含ませるというか完全に赤ちゃんの顔を
おっぱいに押し付ける感じだよね?
ってくらいぐいぐい押し付けられる○子ちゃんorz
結果、なんとか乳首は加えてくれたけど、
すぐ離してしまうorz
「というか首すごい振ってますけど嫌がってません?
むずがってるんじゃ……」
「ううん、これは乳首を探してるんだよ。
ほらほら、おっぱいここだよ~。
いいにおいがするでしょ~?」となんとか
○子ちゃんをわたしの乳首へ誘導させようと看護婦さんも必死。

とはいえ最初だからちょっとくわえられただけでも全然OK。
初めてにしては上出来よ~と言われ、
本当かなぁと思いつつ、追加のミルクを飲ませる。
げっぷをさせるのは相変わらず難しい。
というか○子ちゃん、げっぷ小さくて本当にしているのか
いまいちわからないところがなんとも危なっかしい……orz

基本、母子同室の病院なので、
そのあとは○子ちゃんもお部屋に滞在。
ちょっとぐずりだしたので、必死に抱き上げ
歌を歌ったりご機嫌をとるわたしorz
たまにこちらをじーっとジト目で見つめてくる○子ちゃん……
可愛くない……でも可愛い。
矛盾するこの思いはいったいなんなんだろう(遠い目

そのうち母がやってきて洗濯物を持ってってくれる。
その際○子ちゃんを上手に抱っこして、
足裏マッサージしているのを見て、
ああ、こういう抱き方がいいのか~、と感心。
やっぱり経験者は抱き方からしてなんか違う。
世のお母さんってすごいね、と思うね。

四時になって看護婦さんが出産から戻ってくる。
遅くなってごめんね~、と言いながら陰部を消毒してくれる。
傷口きれ~、治りも早いね、とみんなが言ってくれる。
いやいや、相変わらず肛門痛い(ry
ちょうど○子ちゃんも泣き出したので授乳再チャレンジ!
さっきよりは早く乳首を見つけてくれたけど、
やっぱり長く吸い付いてはくれないらしく……orz
抱き方を変えたりマッサージしたりでいろいろしたけど
やっぱりうまくいかなくて泣きそうな気分にorz
そんなわたしに「大丈夫だよ、
みんな最初はこんなもんなんだから。
そのうちいやでもうまくなるから大きく構えておいたほうがいいよ。
むしろ最初から上手にできたらわたしたちナースなんて
必要ないんだから! なにかあったらいつでも呼んでよ」と言われ
だいぶん気分が楽になる。
このナースさんに限らず、ここで働く看護婦さんも
助産師さんもみんな結婚・出産経験者で、
痛いのもつらいのもわかってくれるし、
うまくいかなくても大丈夫だよって励ましてくれるので
とっても頼もしかったですw
というか救われる思いだった(涙

そのあとはしばらくうとうとして、
六時に夕食(焼きそばウマーw
○子ちゃんと再び授乳チャレンジして、
結局看護師さんを呼んで助けてもらい(汗
ミルクを飲ませてなんとか寝かしつけ。
うぅ、子育てって体力もそうだけど精神力も必要だ(汗

けれどそんな中でもフィギュアスケートは外せないので、
○子ちゃんをあやしつつ全日本選手権も鑑賞。
女子ショートが全員あまりに素晴らしい出来で感涙。
一方の男子はなかなかの混戦でああああという気分でいっぱい。
た、高橋~! という気分に陥ったのは
たぶん日本中でわたしだけではないはず。
明日は朝に沐浴実習があるから早く寝なくちゃだけど、
結局十一時までスケート見続けてしまったorz
消灯九時なんだから早く寝ろってorz

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プロフィール

佐倉紫

Author:佐倉紫
『ベリー・ウィッシュな日々』
育児他、日常のつれづれ日記。
時々Web小説の更新情報。
商業紙などのお仕事情報。


―佐倉紫(さくらゆかり)―

一月生まれ。水瓶座。
夫、娘○子(三歳四ヶ月)、
息子○市(一歳九ヶ月)と
ほのぼの四人暮らし。

TL作家として既刊あり。

ムーンライトノベルズ様
にて同名義で活動中。


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『ロゼリア姫は逃げられない。1』
KADOKAWA〈eロマンスロイヤル〉


『ロゼリア姫は逃げられない。2』
KADOKAWA〈eロマンスロイヤル〉


『疑われたロイヤルウエディング』
アルファポリス社〈ノーチェ文庫〉


『マイフェアレディも楽じゃない』
アルファポリス社〈ノーチェ・ブックス〉


『騎士侯爵の優しい策略
 ―花嫁の初恋―』
ブライト出版〈プリエール文庫〉



『王家の秘薬は受難な甘さ』
アルファポリス社〈ノーチェ文庫〉


『シンデレラ・マリアージュ』
アルファポリス社〈ノーチェ文庫〉


『愛されすぎて困ってます!?』 アルファポリス社〈ノーチェ・ブックス〉


『獰猛な王は花嫁を愛でる』
大誠社〈プリエール文庫〉



『疑われたロイヤルウエディング』
アルファポリス社〈ノーチェ・ブックス〉



『白薔薇は束縛にふるえる』
大誠社〈プリエール文庫〉



『王家の秘薬は受難な甘さ』
アルファポリス社〈ノーチェ・ブックス〉



『シンデレラ・マリアージュ』
アルファポリス社〈ノーチェ・ブックス〉

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