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バトン回ってきました

作家様のあいだで流行っているようですね、
『小説書きを問い詰めるバトン』。
こういったものに回答するのは初めてなのでドキドキですw
バトンは書き手としてもプライベートでも
本当に大変お世話になっている
風波涼音様からいただきました~。
体調優先で無理はしないでとの
温かいお言葉もありがとうございましたw
無理のない範囲で回答してみました♪

以下が回答になります。

***

『小説書きを問い詰めるバトン』

1:小説を書く際、資料などは使いますか? 何を使いますか?
昔は小説を書くハウツー本や
そういったサイトをのぞいておりました。
あとは西洋系の話を書くことが多いので
衣服やら食べ物やらの資料はその都度集めます。
商業誌で薔薇を題材に使ったときは
何十種類もの薔薇の写真とかを見比べたりしていました(笑


2:プロットやフローなどは用意しますか? 用意するとしたら、どのように立てていますか?
昔はプロットも立てずに勢いでがーっと書けましたが、
今は絶対的に無理です(笑 なのでプロットは必須で、
キャラ、おおまかなあらすじ、世界観設定、本編のあらすじ、
本編が起きる前の事件などのまとめ、
必要であればキャラ相関図、などを書いていきます。
文庫一冊ぶんくらいの作品であれば、
全部でだいたい40×40が15枚くらいになります。
……ところでフローってなんですか?(コソコソ……


3:小説を、どこかに投稿したことはありますか?
今現在は自サイトとムーンライトノベルズのみです。
Web上の投稿先としては、学生時代は
ライトノベル作法研究所も多く利用させていただきました。
またその当時は少女向きのファンタジーを書いていたので、
片っ端から少女ラノベ系の公募に応募しまくっていました。
コバルト、ビーンズ、ルルル、ビーズログ、アイリス……
高校時代から始めて七・八年もやってきて、
最終選考に残ったのがたかだか一回という現実に、
こうして思い返すたびに打ちひしがれていますorz
落選の報はもちろんですが、雑誌に載った書評などは、
思い出すたび床の上をのたうち回りたくなります。


4 :あなたの小説(文章)が一番影響を受けている作家さんを一人挙げるとしたら、どなただと思いますか?
文章に関しては数多の作家様から影響を受けていますが、
やはり榎木洋子先生を挙げないわけにはいきません。
『龍と魔法使い』シリーズに出会わなければ、
そもそも読書好きになることすらなく、
まったく違う人生を歩んでいたことでしょう。


5:あなたの書いた小説に今まで登場した中で、一番好きな情景描写の言い回しを一つ、見せてください。

(病魔に冒された身体で仇敵に復讐を遂げ力尽きたヒーロー・シフェル。
雪が降る中、ようやく探し出した彼を抱きしめるヒロイン・ローズの図)
「元気になったら、二人でここを出ましょう。ディックとバースが協力してくれるわ。どこか、誰もわたしたちを知らない場所に行って、そこで二人で暮らすの」
「……ああ」
「待雪草がたくさん咲くところがいいわね。水が綺麗で、夕焼けも綺麗なところ……」
「……そうだな」
「食べていけるぶんだけの野菜を育てて、それを売って。気ままに暮らすの。そうして一緒に年を取るのよ」
 ああ、という返事が聞こえたような気がした。胸の中で、彼がそっと微笑んだ気配も感じられた。
 ローズはそっと彼の髪に口づける。
 痩せきった身体。戦い疲れたのか、すっかり力が抜けている。
 その肩を撫で、髪に頬ずりし、ローズは小さく鼻をすすった。
 日が暮れる。待雪草は夜になるとそっとその花びらを閉じる。昼に集めた温かさを、身体の中に閉じ込めるために。
 日陰に咲いた花から、ひとつ、またひとつと眠るように閉じていくのを、ローズはじっと見つめていた。
 不意に、胸元にカチリとなにかが当たる。ローズは瞬き、わずかにシフェルから身体を離した。
 見れば彼の懐から、硝子の瓶が顔を出していた。
 中に入っているのは、無味無臭の液体。ひと舐めで死に至る強烈な劇薬。
 夕日の最後の光が、その瓶を眩しいくらいに輝かせた。
 ローズはゆっくり瞬く。頬を伝った涙がシフェルの唇を濡らす。
 最後の待雪草が、そっとその花びらを閉じていく。
 やがて迫る宵闇の中、気の早い一番星が、二人の頭上で明るく煌めいた。

――『待雪草の眠るときに』(ライトノベル作法研究所
「長編の間」投稿作品)ラストシーンより


6:あなたの書いた小説に今まで登場した中で、一番好きな心理描写の言い回しを一つ、見せてください。

(敵に傷を負わされた上で火を放たれ、
絶望と死の誘惑に駆られる中、
ヒロイン・リーシュが奮い立つ)
 リーシュは固く目を伏せ、それから長々と息を吐き出した。たったそれだけの動作にも、喉の奥が焦げるように痛んで咳が出る。
 ここで眠れたらどれだけ楽だろう。けれど呼び起された焦燥感と危機感は、リーシュに安寧も休息も許さない。むしろ、早くここから出なければという使命感ばかり燃え立たせる。
 結局……自分は女王なのだと、リーシュはこんなときだというのに苦笑した。
 ひとりの、ただの愚かな娘として、愛する夫を追って死ぬことができればよかった。
 けれど、意識の深いところ……それこそ魂に刻み込まれた、王家の姫に生まれた運命が――一国の女王としての自覚が、リーシュに楽に逃げることを許さない。
 死ぬわけにはいかない。
 自分は、一国を背負う女王なのだ。
 自分の楽など、追い求めてはいけない。
 考えるべきは、この国の民のこと、未来のこと、平和のこと。
 そのために、どんなにつらくても、茨道に突っ込むとわかっていても――
(生きなければ)
 冷え切っていた心が、それこそ、周囲を取り囲む炎と同じくらいに、一気に熱く燃え上がった気がした。

――『呪われ姫と婿入り王子』(ムーンライトノベルズ投稿作品)「第八四話 生きる」より


7:あなたの書いた小説に今まで登場した中で、好きな台詞を三つ、見せてください。

(これからもそばにいてくれますか? という妻の言葉に対しての返答)
「永遠に」
――クラウド『呪われ姫と婿入り王子』「第百話 永遠に」より

(意地を張っていたことに気付いたヒロイン・ルチアが
ヒーロー・カイルに要求するときの言葉)
「ねぇ、カイル。わたし、あんたを好きになれるように努力するわ。だからあんたも、わたしの『手』以外も好きになれるように頑張りなさい」
――ルチア『王家の秘薬は受難な甘さ』より

(ようやく心を通わせたあとのベッドシーンで、
感じすぎている自分に戸惑うヒロイン・アンリエッタに、
ヒーロー・オーランドが告げた言葉)
「言葉だけでなく、身体でも、おれを愛していると伝えてくれるんだな……」
――オーランド『疑われたロイヤルウエディング』より


8:あなたがこれから小説に書こうとしている台詞で、「今後の見所!」になりそうな意味深台詞を三つ、ここでコソッと教えてはいただけませんか?

「クラウド様のうそつき……っ」
――リーシュ『呪われ姫と婿入り王子』第二部より

「わたくしの夫は生涯ただひとり、クラウド様だけです。彼以外の殿方が、この身にふれることは断じて許しません!」
――リーシュ『呪われ姫と婿入り王子』第二部より

「君はただ、黙って僕に利用されればいいだけだ。僕のものに手を出そうとした報いとしてね」
――オスカー『兄弟―悦楽と背徳の虜―』より


9:小説を書く時に、音楽は聞きますか? 聞くとしたら、どんな音楽を聞きますか?
昔はよく聞いていました。
主にアニソンだったり好きなアーティストのアルバムだったり。
曲から作品をイメージするときもあったので、
そのときは行き詰った時に気分転換も兼ねて
その曲ばかりかけてみたりしたことも。
今は雑音があると書けないので音楽はもちろん、
テレビもラジオもつけないです。


10:日々の生活で、「あのキャラならここはこうするだろう」「あのキャラならこれを選ぶだろう」といった妄想が展開されることはありますか?
料理中、野菜とかを刻みながら
「マリエンヌなら自分でアルフのために
滋養強壮のスープとか作りそうだよなぁ。
アンリエッタはお姫様育ちだから
そんな発想はそもそもないけど、
いざ目の前でやられたら興味津々で
やり方を習いたいとか言い出すだろうな。
そうやってふたりがきゃいきゃいやっている横で、
指揮を執りながらルチアがせっせと
メインとサラダとパンの用意をしてそう」と考え、
「そしてアルフは奥方が台所仕事なんて別にしなくていいんだぞ
とか言いながらにやにやしつつスープを飲み、
カイルはこのまま毎日料理したいとか
言い出したら面倒だなと思いつつ黙って食べ、
オーランドは変なもの入っていないよな……と
慎重にスープをかき混ぜて確認したりとか
してそうだなぁ」などとぼんやり妄想したりします。


11:これから小説を書き始めようとしている方に、何かアドバイスがあればどうぞ。
思い立ったが吉日。とにかく書きはじめてください。
世の中にはハウツー本などいろいろ出回っていますが、
そういったものに手を伸ばすのは
書く面白さを知ったあとで大丈夫です。
まずは物語を自分の手で紡ぐ面白さを体感して下さい。


12:ありがとうございました。 もし良かったら五人くらいにパスしてはいただけませんでしょうか。
こういうとき書き手の友人が少ないという
事実に絶望を覚えますorz
その少ない何人かの方にこれから交渉してみます(笑

***

以上です♪
好きな台詞の中のルチアの台詞は、
彼女らしさが凝縮した一文で
もともと気に入っていましたが、
書籍にする際、担当女史様から、
「ルチアらしい言葉なのでこのまま使いたい」という
お言葉を聞いてますます好きになれましたw

今後の見所の台詞はネタバレ覚悟で大放出。
早くこの台詞をお届けできるくらいになりたいものです……(涙
ネタバレついでに言っておきますと、
『呪われ姫』第二部のリーシュは
第一部以上にかわいそうな目に遭います(え
お読みになる際はぜひともご注意を……

ではでは、これからバトン回しの交渉に入ります(笑
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Comment

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2014年12月18日(Thu) 02:33
コメントありがとうございます。
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こんにちは、かなさん。

さっそく食らいついていただけて嬉しいです(笑
リーシュはきっとひたすらかわいそうになる運命なんですよ(オイ
第二部もいつ書き始められるのか自分でも謎ですが(目逸らし
ちなみにお兄様のあの台詞を浴びせられる人物はすでに作中に登場しています(笑

続きはゆっくりお待ちくださいね~。
2014年12月18日(Thu) 13:20
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2014年12月18日(Thu) 21:29
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2014年12月18日(Thu) 23:08
コメントありがとうございます。
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こんにちは、神矢さん。

窒息する寸前で手を離しげほげほ言っているところを
にやにや笑うのがこのわたしの手法です(ひどい

神矢さんのバトンもおもしろかったです~♪
ネタばれないって言っていたけど本当かよと思いながら読んでいました(笑
勉強もしているようで全然せずにきたから
ここへくるまでに相当時間がかかったんですけどねorz
もっと要領よく生きたいものです(遠い目
2014年12月21日(Sun) 21:43
コメントありがとうございます。
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こんにちは、風波さん。

こちらこそバトンありがとうございましたw
こういったのに答えるの初めてだったので緊張しました。
交流するひとが少ないと誰に回すか悩みますよね~……(苦笑

投稿歴はすごいかもしれませんが結果はくそみそなので
逆に自分でも憐れみを覚えるほどですorz
編集の方についていただけるのはありがたいですよね~。
わたしもこっちから働きかけてもっとやっておけばよかったとあとあと後悔しました。
ちょうどその年は大学四年生だったので、これを機に小説はあきらめて
まじめに就職しようって考えちゃったものでorz

でもホントにムーン様に投稿できて、いろいろな方に読んでいただいて、
こうして風波様とも親しくさせていただけたので
結果的には良かったのかなと思います。

『呪われ姫』もさっさと書きたいのですがこちらもなかなかorz
お仕事とも平行しつつまったり進めようと思います。
2014年12月21日(Sun) 21:47












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